野良猫が母になった観察日記

ある日、野良猫が居付いたが、妊娠していた。そして母になった。その記録です。

300日目  子猫達の性格

300日目


  そろそろ暑くなって来たので子猫を外へ出そうかと考えている。

本当は、もっと前に出すつもりだったがなかなか私の決心がつかない。

あちこちの知り合いに声を掛けたが飼ってくれる人が見つからない。

子猫も、もう子猫とも言えないサイズになって来た。

ダイはもう、母猫を超えて父猫にそっくりな大きさになっている。

そんなに食べさせているつもりは無いのだが、ヒメやショウの食べ残しを

食べていることも多い。

外に出す前にダニが心配なのでスプレー式のダニとりの薬を買って来て

まず、おとなしいいダイにつけてみたが音にビックリして

逃げてしまった。

他の子もニャンコも逃げまどっている。

これでは付けられないので、寝る所にスプレーしておくことにする。

夜になると台所の窓にヤモリが張り付いて、明かりに吸い寄せられて来る虫を

狙っている。

それを見つけたショウが大騒ぎして、窓の外のヤモリを捕まえようと

アタックしている。

哀しいかな、窓の外にいるという事が理解できていないようだ。

他にも、ショウはサッシに張り付く虫などを取ろうとジャンプするが

軽く一mは越えている。

すごいジャンプ力だ。

ヒメはスーパーボールを咥えて運び、それを落としては咥えるという

一人遊びに興じている。

洗面所の穴にはめてある金具を咥えてはあちこちに運んでみたりするのが

好きなようだ。

だが、それらを持ち歩いてもダイもショウも関心を示さないので放してしまう。

ダイは身体が重いのかすぐに横になっていたり、二階の寝室の出窓から

外の雀を眺めているのが好きらしい。

ショウは三匹のうちで一番,鳴く子である。

何がしたいのか、何をして欲しいのかニャンニャン鳴いて私にまとわりつく。

自分から身体を摺り寄せてくるのもショウだけだ。